猫目の気まぐれ

2010年09月14日

映画「悪人」は見るものを苦しめる。

映画「悪人」を見てきた。

評価
先に評価を言っちゃうと、今年見た映画の中でトップ3に入るぐらい良作だった!
凄くお勧めする!!でも一人でいくか、一緒に行く相手を選ぶべきだ!
またはDVD・・・。


内容について。

内容をざっくり言えば、
殺人事件を起こした孤独な男と、彼と共に逃避行に及ぶ女の話。


全てを通して、胃がもたれるほどに暗く濃密で重厚。
殺人犯とそれを取り巻く人たちの話なのだから、明るかったらおかしいわけだが・・・。


正直こんな暗い話、見てて息苦しくなる。
デートで恋人と見に行ったら確実にミスチョイスだ!気をつけろ!(僕は一人で見たけど)


こんなに息苦しい映画なのに、見ていて凄く引き付けられてしまった。
それほどの完成度だったと思う。
内容が暗いので、好みによっては合わない人もいるかも。

しかし、この話を題材にした映画として完璧だった

映画は完璧だったが、話に出てくる殺人犯が完璧な悪人でなかった。
これによって、見る人の思考回路を引っ掻き回されることになる。

主人公をどう見るかによって、感想は十人十色と分かれるだろう。

んでもって、その犯人に引っ掻き回された脇役達が脇役じゃない。
たぶん原作ならもっと細かいことあって削られてるだろうが、
それでも様々な立場の人たち一人一人が際立っていた。


それで、この映画のメッセージを一言でいうと


本当の強さとは何なのか。


衝撃的だった。
凄く衝撃的。

見た後に、ため息でちゃったもの。
んで遠く見ちゃったもの。
人を見る目変わるかも。


といっても内容だけだったら、ここまで凄いと思わなかった。
こんな話を名作にしたのはキャスト・スタッフが素晴らしかったからだ。


キャスト・スタッフについて

監督 李相日
映画「フラガール」が有名。隠れた名作には「スクラップ・ヘブン」がある。
この監督は、俳優の演技力を引き出すプロだと思った。
あとは、個人的にこの監督はテンポがいい。この映画でいえば、スローテンポなのに中だるみしない。
お気に入りの監督の一人。

脚本 吉田修一と李相日
つまり、原作者と監督だっつうね。どうりで内容がしっかりしてるわけだね。

音楽 久石譲
説明の必要ないぐらい凄い。

犯人役 妻夫木聡
妻夫木聡の顔が変わってた。なんか残念ボーイになってた。役的な意味で。

犯人と逃避行する女役 深津絵里
深津絵里の時間と共に変わっていく感情の表現凄い!!
モントリオール世界映画祭の最優秀女優賞の意味がわかる!


そのほかの役者も凄い人ばっか。

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tyca/id336818/
樹木希林
柄本明
宮崎美子
塩見三省
光石研
松尾スズキ
岡田将生

もうね。演技力ある人ばかり。
このキャスト・スタッフの凄さだけでも見る価値あると思っちゃう。


ということで、かなり気に入った映画だったので気合入れてレビュー書いちゃった。


僕は凄いお勧めだし、もう一度見てもいいぐらいなんだけど・・・
かなり個性が強い映画だから、誰にでも合う映画じゃないとかも。


って保険いっとく!!

最後まで読んでくれてありがと。

お気に入りの監督なのでPUSH!
李相日監督 過去作品

69 sixty nine(2004)


スクラップ・ヘブン(2005)


フラガール(2006)
posted by 猫目 at 07:04 | 神奈川 ☁ | Comment(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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